COMPASS 2012 冬号

スマートフォンを選ぶ際、OSやキャリアをどのような見方で選択すればよいですか page 20/44

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アプリAアプリBこの機種はアプリBが使えるか?スマートフォンの種類に関してですが、まずはOSで大きく分けることができます。「iPhone」(アップル)の「iOS」、Googleが中心となって開発した「A....

アプリAアプリBこの機種はアプリBが使えるか?スマートフォンの種類に関してですが、まずはOSで大きく分けることができます。「iPhone」(アップル)の「iOS」、Googleが中心となって開発した「Android」、カナダのResearchInMotion(RIM)社の「BlackBerry」、マイクロソフトの「WindowsPhone」などがあります。スマートフォンで利用できるアプリケーションソフト(アプリ)は、それぞれのOS専用に提供されています。■各OSの違いとは発売以来、高い人気を保っているのが「iPhone」の「iOS」です。シンプルな操作性とアプリの豊富さが大きな特徴です。現在、国内で「iPhone」を利用できる通信キャリアはソフトバンクかauに限られます。米国や日本等でトップシェアになったといわれているのが「Android」です。複数のメーカーが採用していること、国内のほとんどの通信キャリアから機種を選択できることが特徴です。基本的な機能は共通ですが、機種ごとに個別の機能が付け加えられており、サイズやデザインも豊富です。「BlackBerry」は、メールや文書の閲覧など、ビジネス向けの優れた機能を持っています。小型のキーボードが付いているのが特徴です。日頃、仕事でWindowsパソコンを使っている人にとって気になるのが、「WindowsPhone」です。「MicrosoftOffice」と連携した機能に特徴があります。■通信キャリアによる違いOSや機種によって通信キャリアが限定されている場合を除くと、各通信キャリアには大きな違いを見つけにくいように思います。しかし、実際に利用者の声を聞くと、使用するエリアや通信速度、安定性などに違いがあることも少なくありません。つまり、スマートフォンを利用する場所や用途などによって、選択肢も変わってくるということが言えます。同じ通信キャリアでも利用目的や場所によって使用感が異なっているようです。従来のように、メールを確認したり携帯端末用のWebページを閲覧したりする程度であれば、通信キャリアによる大きな違いは出ないでしょう。しかし、サイズの大きなデータを扱うのであれば、高品質の通信環境を重視せざるを得ません。都市部を中心とした利用と、広域的な移動が中心の利用では、通信キャリアやサービスの得手不得手が異なります。利用形態や利用条件を中心に先行事例を探したり、比較検討したりすることをお勧めします。■決め手となるのはアプリ機器を選ぶ際に、機能や性能、価格を重視することはよくあることです。携帯電話もそうでした。しかし、スマートフォンの利用では、「クラウド」と一体のたくさんのサービス(アプリ)にこそ注目すべきでしょう。例えば「Google翻訳」は日本語で語りかけると、英語や中国語などの外国語に文字と音声で翻訳してくれる優れたアプリです。「iPhone」でも「Android」でも動きます。また、クラウドにデータを置けば、外出時はスマートフォンで、職場ではパソコンで、自宅ではタブロイドPCでと、どこからでも利用できます。スマートフォンは外出時に利用するクラウドサービスの窓口なのです。スマートフォンで利用できるサービス(アプリ)は数十万もあるといわれています。OSや機種、通信キャリアは、選んだサービス(アプリ)を最も快適に使えるものを選択すればよいと思います。(回答:ITコーディネータ広島溝下博http://www.itc-hiroshima.net/)OSや通信キャリアによる特徴を理解しつつ、クラウドの利用や使いたいアプリを意識して選択をしたい。2スマートフォンを選ぶ際、OSやキャリアをどのような見方で選択すればよいですか。会社と情報化17 2012.冬号