賃貸物件の案内を顧客本位で行うには? ケータイを「鍵」にした「セルフ内覧」サービス

住まい探しにおいては、見たい物件があると住宅あっせん会社の社員が鍵を借り、一緒に現地に向かうのが一般的だ。しかし「MILOKA」では、携帯電話が「鍵」になる。
新しい鍵の仕組みを発想した早川眞市社長は、背景を次のように説明する。
「賃貸物件の供給が増えると空室を埋めるため住宅あっせん会社はオーナーに高い手数料を求めます。すると手数料の高い物件を優先的に紹介したくなり、入居者本位のサービスとは言えなくなってきます。業界の健全な発展には入居者が主体的に情報を収集して選べる仕組みが必要と思いました」