編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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車社会の今こそ、公共交通機関は手を組もう
2016.10.24
いろいろな地域に伺いますが、「車がないと生活できないなぁ」と感じることが増えています。
私は自動車の免許は持ってないのですが(世の中のご迷惑になるので)、
公共交通機関が発達している東京で暮らすぶんには、ほとんど支障がありません。
電車や地下鉄もバリアフリーが進んできて、多少足が不自由になっても生活ができそうという安心感があり、ごみごみした東京も、この点はすばらしい都市です。
そのような事情からレンタカーを運転することができないので、各地での移動は、時刻表とにらめっこで準備します。でも、「各地の公共交通機関って、意外と仲が悪い?」と感じることも。
航空機・JR、地域の電車、バスを一つの流れとして利用していると…。
・JRが到着した時刻とほぼ同時刻にバスが出てしまう(5分遅い出発なら乗れるのに)
・航空機の出発時間が早まり、始発の電車を使っても飛行機に乗れなくなった(チケット買ってなくてよかった!)
・よく調べればバスを使えば移動できるが、情報として見えていない(ある旅館が顧客向けに自主的にアップしていて知る)
・空港バスが2社運行しており、それぞれ別の時刻表
接続の問題などを交通機関に電話で質問しても
「わかりません、あちらに聞いてください」の一点張り。「車社会だから公共交通機関を使う人は少数派。だからいいんじゃない?」と言われているような気がします。
時刻表を見て、移動が無理だから行くのをやめる、ということ、結構あるのです。
あれ? 「顧客がこない」って困りつつ、実は、連携せずに来にくくしてません?
一人でも、車がなくても自由に移動ができる工夫をしていくと観光地として魅力を増すと思います。自由旅行者が情報を得てスムーズに移動できたら、海外からの自由旅行者も増えるでしょう。
一つの体験として、1週間くらい車に乗らずに生活してみて、観光客の視点で「町の移動」をとらえてみると面白いかもしれません。
そして、「移動しやすい町」「公共交通機関が連携する町」として「町の移動時刻表」を作り、点ではなく面として情報発信をしていきませんか。
ウエルカムな町になっていきますよ!
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