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インバウンドも電子マネーも ―赤いATMのお役立ち度

2019.09.04


ATMは、キャッシュレス化が進めば無用の長物になるんでしょうか。
新しいニーズに対応する役割も生まれてますよ。
 
 
国際線の離発着が増大する羽田空港。2020年3月からは3つあるターミナルのうち2つで国際線が運用され、ターミナル名も、第一ターミナル、第二ターミナル、第三ターミナル(現:国際線ターミナル)となります。
 
現・国際線ターミナル(新:第三ターミナル)に到着しロビーを出ると、どどーんと目に入る案内広告が、セブン銀行ATMです。
 
 
 
 
 
「Get cash at 7-ELEVEN」
 セブンイレブンで現金引き出せるよ!
 
 

●訪日外国人の現金はお任せ

海外から到着するとまず行うのが両替ですよね。両替は所持している現金の範囲内ですが、自国に持つ銀行口座から日本円を引き出せるのが、海外銀行口座対応のATMです。
 
セブン銀行ATMは、この海外銀行口座のカード・クレジットカードから日本円を引き出せる、海外口座対応をしています。
 
日本で発行されているキャッシュカードも、インターナショナル対応のものは上の写真にあるロゴマークのいずれかが記載されており、同じマークがある海外ATMで現地の現金を引き出せます。(現地事情により対応できないものもあります)
 
 

羽田空港国際線(第三)ターミナル

 
 
日本には山のようにATMがあるにもかかわらず対応が遅れており、インバウンド推進の盲点とも言えます。
 
 ゆうちょ銀行(2万9800台)はすべてのATMが対応しています。
 
しかし、都市銀行では、例えば三井住友銀行の対応機は、2019年8月公表時で約230台です。
 
ここをカバーしているのが、セブン銀行ATMやイオン銀行ATMなのです。
 
・セブン銀行(2万5000台)
https://www.sevenbank.co.jp/intlcard/
 
英語版
https://www.sevenbank.co.jp/intlcard/index2.html
 
・イオン銀行(3931か所) 
https://www.aeonbank.co.jp/atm/card/securities_credit/oversea/
 
訪日客が増えている昨今、近隣のどこに海外口座対応ATMがあるかを把握し、案内できるようにしたいものです。観光マップにはぜひ記載しましょう。
 
セブン銀行ATMの場合、コンビニ内をはじめ、空港や駅など、訪日外国人の移動経路に多く設置されているため、より親和性が高いといえます。ローソンも力を入れています。
 
 

上部にインターナショナルカードの一覧が


 
 

 

●電子マネーのチャージも

そしてセブンATMのもう一つの機能は、「電子マネーのチャージ」です。

Suicaをはじめとする交通系ICカード、Edy、もちろんnanacoに現金を入金できます。
 
 
 
交通系ICカードの利用では、それほど電車に乗らないのでオートチャージを選ばない場合や訪日外国人の方がSuicaを利用する場合、どこで電子マネーに現金から入金(チャージ)するかが少々課題でした。
 
コンビニ店舗レジでもチャージは頼めますが、ATMなら気を遣わずいつでもOK。さらに、最近普及してきたQRコード決済のLINE pay やpaypayのチャージにも対応しています。
 
 
 
私も、Edyへのチャージと、出張などでまとまった額を利用しそうな時のSuicaチャージに利用してみました。あちこちにあるのでホントに便利です。しいて課題を挙げると、多機能なので一つひとつの反応に一拍あり遅めなことでしょうか。
 
今後、キャッシュレス化が進み銀行口座から現金を引き出す機会は減りますが、お金を扱うバリエーションは増える。コンビニエンスなATMは、多様な決済ニーズを支える存在となるでしょう。
 
私はセブン銀行の回し者ではありませんが、おもてなし度の高いATM、近隣で探して体感してみると面白いです。もちろん普通のATM機能も(!)あります。