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自社の業務はRPAを上手に適用できるか? 「信頼できる事前相談」と価格設定がカギ

2022年冬号 2021.12.02


パソコン上の繰り返し操作をソフトウェア上のロボット(姿形はない)が代行処理するRPAは、業務効率の向上を図れる期待のツールだ。

ただ、「それなりに費用がかかるので、中小規模の企業は躊躇しがち」ともいわれる。例えばライセンスが100万円だとして、削減できる人件費が60万円だと、考えてしまうかもしれない。それ以外に導入時のインテグレーション費用がかかるとなればなおさらだ。

この課題に対し、「RPAの価格破壊」ともいえる年額30万円(税別)からという料金設定で話題なのが、「QueenBOT RPA(クイーンボットアールピーエー)」(SBI Antworks Asia社)である。
実際のところはどうなのか。利用企業の声を聞いてみよう。

どのプロセスで使えるか導入相談から道筋が見えた

経理業務のアウトソーシングを事業の一つとしているSBIビジネス・ソリューションズでは、まとまった量の支払い業務を受託するにあたり、RPAの活用を考えた。

担当のアカウンティング・ソリューション部 課長・塩見裕輔氏は、「言葉は知っており役立つだろうと想像はしていたものの、今回の業務においてどのように適用できるのか、私どもは素人ですし、具体的なところがわかっていませんでした」と振り返る。

紹介を受けた「QueenBOT RPA」の提供社およびインテグレーターとの対話で、その不安が手ごたえに変わってきたという。
「業務の流れと要望を、ひたすらお話しました。きちんと受け止めていただき、RPAでできること、できないことを明確にしてもらいました。コミュニケーションがしっかりできたことは大きかった」と塩見氏。
今回の業務プロセスにはQRコードを読み込むなど人の処理が必要な作業もあるため、段階に分け、3つのロボットを作成した。

適切なアドバイスが受けられるか否かは、導入までの期間も左右する。同社は3か月強という素早さで稼働を開始し、年間400時間の削減を実現した。
インテグレーションの費用を含めても、来年からは費用を超えた削減効果が出る見込みだ。

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集中管理できるのも使いやすさのポイント

「QueenBOT RPA」は、サーバーによる集中管理ができるのも特徴的だ。
日中動かすもの、夜間処理するものなど計画的にスケジュールを組めるので、システムに負荷をかけず、またライセンス費用の削減も行える(ロボットは同時実行数による課金)。

まずは優先課題にRPAを導入し、使いながら次の分野へと広げていくとよいだろう。
いよいよRPAは身近な存在に。「QueenBOT RPA」で、人を繰り返し作業から解放し、より人の力が必要な業務へシフトしていこう。

https://www.sbiantworks.com


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