ITの基盤はOSからOfficeソフトへ クラウドサービス活用の本当の価値とは?
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2015年 秋号 2015.11.17
「iPadでExcelを使うにはどうしたらよいか」「外出先でもスマートフォンからPowerPointのプレゼン資料を見られないか」
タブレット・スマホの普及で仕事用のIT機器は多様化してきた。しかし、これらの端末で必ずと言ってよいほど活用の要望が出るのがWordやExcelなどの「Officeソフト」である。柔軟に使いこなせる環境を整備できているかどうか──今や、IT活用のプラットフォームは「基本ソフトであるOS」から「Officeソフトの柔軟な活用環境」に移っていると言えるだろう。
日本マイクロソフトでは、こうした変化を踏まえ、クラウドサービスを充実させている。3つのサービスを紹介しよう。
Officeソフトを「iPad」やスマートフォンなど様々な端末で利用できるようにしたのが「Office 365」である。月額利用料金制にて、クラウド型、インストール型両方のOfficeを使える。契約中は常に最新バーションが提供されるので、新しい「Office 2016」もすぐに使い始められるのだ。
商談プロセスを共有し 営業を支援するサービスも
営業業務においては商談記録をExcelで管理している企業がまだまだ多いが、商談の効果を高めるには、専用のシステムを利用するのも手だ。マイクロソフトでは、商談管理を支援するクラウドサービスである「Microsoft Dynamics CRM Online」を提供している。複数の担当者間で顧客ごとの商談の流れを把握でき、提案・見積書などを多様な端末で共有・活用できる。訪問前の待ち時間に自社の社員が前回どんな話をしたかをチェックすれば、よりスムーズな面談が進められるはずだ。
本サービスは、「Office 365」と連携することによってさらに便利さがアップする。例えば顧客とのメールを関係者で共有したり、入力した訪問予定が「Outlook」のスケジュールに反映されるなどである。
マイクソロソフトでは、Excelに入力した商談記録を「Dynamics CRM」用に変換するサービスを無料で提供しているので、導入も容易に進められるはずだ。
また、社内サーバーに蓄積したデータのバックアップや、オリジナルシステムのクラウド化には、データセンタ「Microsoft Azure」(アジュール)を活用したい。「Azure」は、基幹業務システムのサービス企業から選ばれるほど高い信頼を得ている。
このようなクラウドサービスをいち早く導入し、効果を上げている企業の一例を下に紹介した。
物理的な環境に囚われず業務が進められること、また「持たずに使うIT」により、コストや管理の手間を抑えて良質なITを活用できることなど、業務改善効果が報告されている。
マイクロソフトでは、このたびクラウド導入に関するポータルサイトを開設した。豊富な事例を紹介しているので、ぜひアクセスしたい。
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