【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(第5回)
2016.10.25
第5回 SEO対策に必要なこと──7つのポイント(下)
公開したWebサイトを多くの人に見てもらうには、検索してもらいやすいサイトにする対策(SEO対策)が必要です。前回は7つのポイントのうち5つを紹介しました。
6つ目から、解説してきます。
6)スマホ対応サイトの構築
スマートフォンユーザーの増加とともに、Webサイトへのアクセスも、パソコンではなくスマホからする人が増えています。
スマホ利用者は若い人ほど多いので、特に飲食店や美容関係などのサイトへはスマホからのアクセスが大半を占めると思います。
スマホからWebサイトへアクセスした際に、文字が小さくなってしまい拡大しないと見にくい場合がありますが、外出時にスマホでお店を探している場合などは、この見にくいサイトはデメリットとなります。
Webサイトをスマホで見やすくするために必要なのが、スマホ対応サイトの構築です。
自社サイトがスマホ対応サイトとして構築されていると、検索順位も上昇しますが、特に、スマホからの検索エンジンを利用した場合、検索順位は大きく上昇します。
スマホ対応サイトは何が違う?
図に示した2つのテストサイトに、パソコンとスマホそれぞれからアクセスして、どのように違うかを確認してください。
①スマホ非対応サイトはスマホで非常に見づらく、②スマホ対応サイトはスマホからでも見やすいようにレイアウトされているのがわかると思います。
②スマホ対応サイトは、PCやタブレット、スマホなど、見る機器に応じて自動的にレイアウトを変更する仕組みを搭載しています。
このような、見る機器に応じて自動的にレイアウトを変更する仕組みを搭載したWebサイトのことを「レスポンシブウェブサイト(レスポンシブデザイン)」と言います。
Webサイトをスマホ対応にする仕組みはレスポンシブウェブサイト以外にもいろいろとありますが、最も多く利用されているのがこのレスポンシブウェブサイトです。
これから新しく自社サイトを構築する場合や、サイトをリニューアルする場合は、レスポンシブウェブサイトでの作成を検討してください。
7)適切な検索キーワードの設定と分布
検索エンジンでの検索時には「横須賀でおいしいラーメン屋はどこですか?」のような文章ではなく、「横須賀 ラーメン おいしい」のように単語で検索をします。
このように検索エンジンで検索時に用いる単語のことを「検索キーワード」といい、実際の検索にあたっては、複数の検索キーワードがスペースで区切られて入力されます。
この検索キーワードがサイトのタイトルや本文中に含まれていると検索順位が上昇します。
検索順位の向上のためには、閲覧者が使用する検索キーワードを推測し、サイトのタイトルや本文中に数多く含めることが重要になります。
著者紹介
イクスブレイン 大澤貴行氏
現GMOクラウド株式会社にてホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者として活躍後、独立。
商工会議所におけるICT活用推進やセミナー講師をはじめ、全国で支援活動を展開。
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