Windows 10移行を円滑にするサービスとは?
2016年 冬号 2016.02.25
「史上最高のWindows」となるOSが登場
移行の手間・時間を最小限にするには?
「Windows 10」が2015年7月にリリースされた。
セキュリティパッチだけでなく新機能の追加なども無償のアップデートで継続的に提供されるのが大きな特長だ。「史上最高のWindows」とも言われているように、今後はOS自体の入れ替えをすることなく常に最新の機能を利用できるようになる。この他にも、セキュリティ面やアプリケーション・端末管理機能の強化なども図られ、導入メリットの大きさに注目する企業も多い。
2014年4月のWindows XPのサポート終了に伴いPCの入れ替えあるいはOSの更新を行った企業はWindows 10への移行には少し時間がかかると見られるが、評価や情報収集はそれぞれのペースで進めておきたい。
Windows XPで培った独自ツールを活用
まとまった台数のPCを入れ替えるには相応の手間と時間を要する。社内の人員で済ませようとすれば、情報システム担当者に重い負荷がかかる。PCを使えない期間が長引けば業務にも大きな支障をきたすことになる。Windows XPからの入れ替えで、PC更新作業に追われた苦い経験を持つ人も多いのではないだろうか。
Windows 10への更新をスムーズに進める有力な選択肢が、東芝情報機器の「Windows 10 移行サービス」である。
同社は、Windows XPからのOS更新についても、独自ツールを用いた効率的な移行を実現する支援サービスを企業向けに提供し、PC約2万3000台の移行実績を挙げている。その技術・ノウハウをベースに、業界に先駆けて提供開始したものが「Windows 10 移行サービス」なのだ。
このサービスは、
- ①既存PCを新OSの端末に入れ替える「Windows 10 リプレース支援サービス」
- ②既存PCのOSのみを更新する「Windows 10 アップグレードサービス」
の2種類で構成される。
「Windows 10 リプレース支援サービス」は、既存と新規の両PCをLANケーブルで接続し、端末の環境設定やデータを自動でコピーするというサービス。通常の移行作業ではデータ転送の事前準備および後処理に計76分かかるところを、独自ツールの使用により24分まで短縮。1台あたりの作業時間を52分も削減する。
サービスの提供は5台以上から可能。新規端末はPCに限らずタブレットでもOKだ。
従来OS環境はそのままに 新OSの利用環境を移行
「Windows 10 アップグレードサービス」は、Windows 7/8/8.1の環境を残したまま移行するサービス。Windows 10のマスターをハードディスクに組み込み、外部媒体に既存データのバックアップを取る必要がなく、従来の5分の1程度の時間でアップグレードを完了できる点が大きな特長である。Windows 10環境からアップグレード前のOS環境に高速で復元可能な「OS・環境復元機能」も提供。Windows 10の検証作業などを行う際に活用できる便利な機能である。
アップグレード可能な端末は、Windows 10への移行要件を満たし、かつメーカーが同OSへの対応を公表している機種であることが条件となる。
いずれのサービスも、PCメーカーの経験・ノウハウを有する東芝情報機器の技術者が訪問して作業するオンサイトサポートなので安心だ。移行にかかる期間もより短縮でき、トータルコストの削減にもつながる。
同社ではWindows 10 PCの販売、IPアドレスの設定やコンピュータ名等の各種個別設定、アプリのインストールなども施して端末を納入するキッティングサービスなども手がけている。OSの更新にとどまらず、ITを使いこなすための相談相手にしたい。
お問い合わせ先
- 東芝情報機器株式会社
- カスタマサポート第一本部
- 東京都江東区豊洲5-6-15
- TEL:03-5144-3830
- URL:http://dynabook.com/pc/business/service/solution/win10_migration/index.html