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【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(第1回)

【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(イクスブレイン 大澤貴行氏)

2016.04.21


第1回 ネットプロモーション成功への3ポイント

効果的なネットプロモーション(インターネットを利用して集客や売上アップのための宣伝活動や広報活動を行うこと)を行うには、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

本連載ではさまざまなネットプロモーションの注意点やノウハウなどを取り上げていきますが、その前提として、理解しておきたいことがあります。それは、ネットプロモーションは見込み客も多いが、ライバル店舗も非常に多くなる、ということです。

インターネットを使うと、数多くのお店の情報が得られます。そのお店の評価なども簡単にわかります。

また、欲しい商品の商品名を検索すると、多くの通販サイトがすぐに見つかります。オークションや海外サイトからの購入も簡単にできます。

取引先を探したい場合も、海外を含めさまざまな企業の情報が即座にわかります。

つまり、今まではアプローチできなかった広い範囲の見込み客や海外への情報発信も簡単になったのです。

しかしその反面、今までは競合していなかった広域の店舗や企業がライバルになってきます。全国区での勝負になる──それがネットプロモーションの本質です。

プロモーションの変化

ライバルに勝つためには?

非常に多くなったライバルにネットプロモーションで勝つためには?

必要なことは以下の3点です。

1)ライバルの調査

例えばあなたがラーメン屋の経営者なら、顧客の立場になってGoogleやYahoo!などの検索エンジンで「地域名 醤油ラーメン」のように検索してみましょう。

そこで表示される検索結果が、ネットプロモーションにおいてのライバル店舗リストになります。

ライバル店舗のホームページはどんな内容ですか? どのくらい更新していますか? ホームページ以外にも FacebookやTwitterなどで情報発信していますか?

2)コンセプトの確立

見込み客は数多くのライバルをチェックします。その中で自店舗をアピールし、自店舗に誘導するためには、はっきりとしたコンセプトが不可欠です。

  • 店舗の魅力やセールスポイントは何ですか?
  • ライバル店舗に負けない強みは何ですか?

自店舗の強みや弱みなどを冷静に分析しましょう。

3)ライバルよりも努力する

さまざまな情報を頻繁に発信する店舗と、ホームページはあるがほとんど更新されない店舗、どちらが見込み客が行きたくなるでしょうか。

ネットでは、企業の情報発信における努力を、見込み客が簡単に判断できます。情報発信にどれだけ時間や労力を使えるか、がカギです。

無料で発信することができるが相応の「時間コスト」も覚悟する、というのがネットプロモーションです。

著者紹介

イクスブレイン 大澤貴行氏イクスブレイン 大澤貴行氏

現GMOクラウド株式会社にてホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者として活躍後、独立。
商工会議所におけるICT活用推進やセミナー講師をはじめ、全国で支援活動を展開。

 

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